47-A-051 3軸性の関節はどれか。2つ選べ。
1.股関節
2.距腿関節
3.胸鎖関節
4.上橈尺関節
5.指節間関節
47-A-052 骨折部の血流が障害されやすいのはどれか。2つ選べ。
1.脛骨粗面
2.大腿骨頭
3.坐骨結節
4.手の舟状骨
5.上腕骨大結節
47-A-053 筋と支配神経の組み合わせで誤っているのはどれか。
1.長掌筋――――正中神経
2.円回内筋―――正中神経
3.腕橈骨筋―――橈骨神経
4.方形回内筋――尺骨神経
5.尺側手根伸筋―橈骨神経
47-A-054 外側皮質脊髄路について正しいのはどれか。2つ選べ。
1.後索を通る。
2.延髄で交叉する。
3.運動前野からの投射線維を含まない。
4.脊髄で前角細胞にシナプス結合する。
5.上肢に対応する線維は下肢に対応する線維よりも外側にある。
47-A-055 中脳にあるのはどれか。
1.疑 核
2.赤 核
3.孤束核
4.歯状核
5.オリーブ核
47-A-056 腕神経叢の後神経束に含まれる神経はどれか。2つ選べ。
1.腋窩神経
2.筋皮神経
3.橈骨神経
4.正中神経
5.尺骨神経
47-A-057 顔面神経支配でないのはどれか。
1.鼻 筋
2.前頭筋
3.眼輪筋
4.口輪筋
5.上眼瞼挙筋
47-A-058 尿生成の流れの方向として正しいのはどれか。
1.腎盤から腎杯へ
2.尿道から膀胱へ
3.尿管から髄質部集合管へ
4.遠位尿細管から皮質部集合管へ
5.近位曲尿細管からBowman囊へ
47-A-059 消化管で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.胆管は空腸に開口する。
2.大腸のリンパ流は胸管に注ぐ。
3.小腸の静脈血は下大静脈に直接注ぐ。
4.回腸と盲腸との移行部には弁がある。
5.幽門括約筋は大腸から小腸への逆流を防ぐ。
47-A-060 スカルパ三角で誤っているのはどれか。
1.坐骨神経が通る。
2.大腿動脈が通る。
3.底面に恥骨筋がある。
4.外側は縫工筋で形成される。
5.内側は長内転筋で形成される。
47-A-061 DNAに含まれないのはどれか。
1.チミン
2.グアニン
3.ウラシル
4.シトシン
5.アデニン
47-A-062 交感神経の興奮によって生じるのはどれか。2つ選べ。
1.気管支の拡張
2.筋血管の収縮
3.皮膚血管の収縮
4.涙腺分泌の亢進
5.消化腺分泌の亢進
47-A-063 成人の安静閉眼時脳波でα波(基礎律動)の振動が最も大きい部位はどれか。
1.前頭部
2.側頭部
3.中心部
4.頭頂部
5.後頭部
47-A-064 障害を受けた場合に右同名半盲を生じ得る部位はどれか。2つ選べ。
1.右視神経
2.左外側膝状体
3.右内側膝状体
4.左視放線
5.右後頭葉
47-A-065 呼吸生理について誤っているのはどれか。
1.強い不安があると呼吸は促進される。
2.O2の運搬は酸化ヘモグロビンが行う。
3.嚥下反射が起こると呼吸が一時停止する。
4.血中CO2分圧が増加すると呼吸が抑制される。
5.呼吸中枢は吸息中枢と呼息中枢とに分かれている。
47-A-066 心拍数が減少するのはどれか。
1.貧 血
2.脱 水
3.低体温
4.長期臥床
5.甲状腺機能亢進
47-A-067 排尿機構で誤っているのはどれか。
1.外尿道括約筋は陰部神経支配である。
2.内尿道括約筋は交感神経支配である。
3.脊髄排尿中枢は第2~4仙髄節にある。
4.副交感神経を刺激すると膀胱は弛緩する。
5.膀胱体部からの求心性神経は骨盤神経である。
47-A-068 成長ホルモンについて誤っているのはどれか。
1.蛋白質である。
2.下垂体前葉で合成される。
3.下垂体前葉から分泌される。
4.成人になると分泌が停止する。
5.小児期の分泌不全によって低身長をきたす。
47-A-069 力学について正しいのはどれか。2つ選べ。
1.力は加速度に反比例する。
2.運動量は速度に比例する。
3.トルクは力の2乗に比例する。
4.運動エネルギーは速度の2乗に比例する。
5.摩擦力は接触面に作用する力の水平分力に比例する。
47-A-070 前腕の回内と回外の両方に働くのはどれか。
1.上腕二頭筋
2.上腕筋
3.腕橈骨筋
4.肘 筋
5.長母指外転筋
47-A-071 膝関節について正しいのはどれか。
1.屈曲角度が増すと、ころがり運動が多くなる。
2.内側側副靱帯は屈曲位での外旋運動を制限する。
3.屈曲位から伸展すると、完全伸展する直前で下腿は内旋する。
4.関節運動による内側半月板の移動量は外側半月板よりも大きい。
5.前十字靱帯の主な作用は、脛骨と大腿骨の間の左右剪断力を制限することである。
47-A-072 筋と体幹の運動の組み合わせで誤っているのはどれか。
1.最長筋―――伸展
2.腹直筋―――屈曲
3.腰方形筋――回旋
4.外腹斜筋――回旋
5.内腹斜筋――回旋
47-A-073 前方を注視して両足関節底屈位で足底が接地した立位姿勢をとった。
両足関節底背屈中間位の立位と比べたときの姿勢に関する変化で正しいのはどれか。
1.胸椎後弯は増強する。
2.骨盤は前傾位となる。
3.股関節は伸展位となる。
4.膝関節は屈曲位となる。
5.足圧中心は前方へ移動する。
47-A-074 麻痺のために鶏歩を呈するのはどれか。
1.腓腹筋
2.ヒラメ筋
3.前脛骨筋
4.大腿二頭筋
5.大腿四頭筋
47-A-075 薬物療法について正しいのはどれか。
1.薬物は半減期が長いほど体内から速く排泄される。
2.経口投与されたバクロフェンは髄液に移行しない。
3.脂溶性の薬物は肝臓で代謝されると排泄されやすくなる。
4.血液透析を受けている患者では投薬量を通常よりも多くする。
5.抗てんかん薬の血中濃度が治療域の下限以上であれば発作は起こらない。
47-A-076 急性炎症の初期にみられないのはどれか。
1.発 赤
2.腫 脹
3.疼 痛
4.熱 感
5.拘 縮
47-A-077 多発性骨髄腫に特徴的でないのはどれか。
1.貧 血
2.腎障害
3.易感染性
4.病的骨折
5.低カルシウム血症
47-A-078 ボツリヌス毒素を用いた治療で、効果の一般的な持続期間はどれか。
1.1~3日
2.1~3週間
3.3~6か月
4.1~3年
5.10年以上
47-A-079 逆転移に相当するのはどれか。
1.治療者が患者に夢の解釈を教える。
2.治療者が患者に様々な感情を向ける。
3.治療者が無意識の葛藤を患者に意識させる。
4.おとぎ話の内容が患者の精神症状に現れる。
5.患者が過去の治療者に向けた感情を現在の治療者に向ける。
47-A-080 投影法検査はどれか。2つ選べ。
1.MMPI
2.P-Fスタディ
3.バウムテスト
4.東大式エゴグラム
5.内田・クレペリン精神テスト
47-A-081 面接における傾聴的な態度はどれか。
1.相づちを打つ。
2.行動の理由を説明させる。
3.事実関係を正確に確認する。
4.患者の感情に焦点を当てない。
5.話が途切れそうになったら新たな話題を提供する。
47-A-082 長期臥床による不動化の影響として正しいのはどれか。
1.筋節長の延長
2.疼痛閾値の低下
3.関節不安定性の出現
4.脊髄前角細胞数の減少
5.血中カルシウム濃度の低下
47-A-083 発症早期の多系統萎縮症で頻度が低いのはどれか。
1.認知症
2.尿失禁
3.動作緩慢
4.起立性低血圧
5.姿勢反射障害
47-A-084 クリニカルパスについて誤っているのはどれか。
1.新人教育に役立つ。
2.治療を標準化できる。
3.在院日数を短縮できる。
4.職種ごとに個別のパスを用いる。
5.インフォームドコンセントの説明内容が充実する。
47-A-085 1本の神経線維を電気刺激した場合の興奮伝導の説明で誤っているのはどれか。
1.興奮は両方向に伝わる。
2.興奮は太い線維ほど速く伝わる。
3.有髄線維では跳躍伝導が起こる。
4.興奮は隣接する別の線維に伝わる。
5.興奮の大きさは変わらずに伝わる。
47-A-086 尺骨神経麻痺でみられるのはどれか。
1.Kernig徴候
2.Lasègue徴候
3.Froment徴候
4.Lhermitte徴候
5.McMurray徴候
47-A-087 成人と比べ、小児の骨折で多いのはどれか。2つ選べ。
1.偽関節
2.過成長
3.若木骨折
4.関節拘縮
5.角状変形の遺残
47-A-088 深部静脈血栓症の予防法で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.弾性ストッキングの着用
2.足関節の自動運動
3.水分摂取の制限
4.ギプス固定
5.冷 却
47-A-089 脊髄小脳変性症にみられにくく、多発性硬化症に特徴的なのはどれか。
1.痙 縮
2.運動失調
3.嚥下障害
4.構音障害
5.有痛性痙攣
47-A-090 小児の正常発達で最も速く可能になるのはどれか。
1.高這いをする。
2.橈側手指握りをする。
3.つかまって立ち上がる。
4.背臥位で足を口に持っていく。
5.座位で上肢の後方保護伸展反応が出る。
47-A-091 Duchenne型筋ジストロフィーについて正しいのはどれか。
1.横隔神経麻痺を生じる。
2.閉塞性換気障害を生じる。
3.側弯症は呼吸機能に影響しない。
4.呼吸障害ではPaCO2が上昇する。
5.呼吸不全は5歳以下から生じることが多い。
47-A-092 左心不全の症状はどれか。
1.高血圧
2.肝脾腫
3.起坐呼吸
4.下腿浮腫
5.頸静脈怒張
47-A-093 糖尿病で最も眼病変が起こりやすい部位はどれか。
1.角 膜
2.網 膜
3.視神経
4.水晶体
5.ぶどう膜
47-A-094 肺気腫でみられるのはどれか。
1.横隔膜高位
2.1秒率の増加
3.機能的残気量の増加
4.解剖学的死腔の減少
5.心胸郭比(CTR)の増加
47-A-095 運動負荷を漸増すべきでないのはどれか。
1.発症後2日のラクナ梗塞患者
2.抗凝固薬投与中の心房細動患者
3.発症後1週以内の労作性狭心症患者
4.在宅酸素療法導入後の慢性閉塞性肺疾患患者
5.下大静脈フィルター留置後の深部静脈血栓症患者
47-A-096 前頭側頭型認知症(Pick病)に特徴的な症状はどれか。2つ選べ。
1.幻 視
2.考え無精
3.替え玉妄想
4.時刻表的行動
5.物盗られ妄想
47-A-097 統合失調症で現れにくいのはどれか。
1.幻 声
2.思考奪取
3.被影響体験
4.解体した会話
5.夜間の意識変容
47-A-098 うつ病でみられやすい訴えはどれか。
1.「テレビカメラで見張られている」
2.「何か恐ろしいことが起こりそうだ」
3.「新しいアイデアが次々と湧いてくる」
4.「自分の考えがみんなに知れ渡っている」
5.「取り返しのつかない罪を犯してしまった」
47-A-099 小児の精神障害で正しいのはどれか。
1.吃音は行為障害に分類される。
2.児童期に恐怖症を発症することはない。
3.虐待を原因として反応性愛着障害が起こる。
4.小児自閉症は約半数が統合失調症に移行する。
5.選択性緘黙は脳の器質的病変を原因とすることが多い。
47-A-100 悪性症候群の原因となる可能性が最も高いのはどれか。
1.抗うつ薬
2.抗不安薬
3.気分安定薬
4.抗精神病薬
5.抗てんかん薬