49-P-051 関節の形状で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.肩甲上腕関節は楕円関節である。
2.腕尺関節はらせん関節である。
3.橈骨手根関節は顆状関節である。
4.手根間関節は鞍関節である。
5.母指の手根中手関節は球関節である。
49-P-052 大腿骨について正しいのはどれか。
1.頸部は後捻している。
2.骨幹部は後弯している。
3.外側顆は内側顆より大きい。
4.骨頭窩は骨頭の外側にある。
5.大転子は小転子より近位にある。
49-P-053 筋と付着部の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1.腸腰筋―――小転子
2.縫工筋―――腸骨稜
3.大腿直筋――下前腸骨棘
4.長内転筋――坐骨結節
5.内側広筋――粗線外側唇
49-P-054 舌の運動を支配する神経の神経核があるのはどれか。
1.間脳
2.中脳
3.橋
4.延髄
5.脊髄
49-P-055 相貌失認に関与するのはどれか。
1.海馬
2.角回
3.乳頭体
4.紡錘状回
5.前脳基底部
49-P-056 筋紡錘の求心性神経はどれか。2つ選べ。
1.Ⅰa神経線維
2.Ⅰb神経線維
3.Ⅱ神経線維
4.Ⅲ神経線維
5.Ⅳ神経線維
49-P-057 味覚を支配するのはどれか。2つ選べ。
1.滑車神経
2.顔面神経
3.舌咽神経
4.副神経
5.舌下神経
49-P-058 呼吸器について正しいのはどれか。
1.上気道とは鼻腔から咽頭までのことをいう。
2.終末細気管支分岐の次は肺胞である。
3.気管支は右より左の方が太く短い。
4.輪状軟骨は弾性軟骨である。
5.左肺門は右より高位である。
49-P-059 外胚葉に由来するのはどれか。2つ選べ。
1.皮膚の表皮
2.結合組織
3.消化管上皮
4.神経
5.骨
49-P-060 二重に神経支配を受けないのはどれか。
1.手の虫様筋
2.上腕筋
3.恥骨筋
4.大内転筋
5.縫工筋
49-P-061 皮膚感覚と受容器の組合せで正しいのはどれか。
1.痛覚―――自由神経終末
2.温覚―――Pacini(パチニ)小体
3.冷覚―――Meissner(マイスネル)小体
4.触覚―――Krause(クラウゼ)小体
5.庄覚―――Ruffini(ルフィニ)終末
49-P-062 複合感覚に含まれないのはどれか。
1.重量覚
2.部位覚
3.立体覚
4.関節位置覚
5.二点識別覚
49-P-063 運動負荷による臓器への血流配分について正しいのはどれか。
1.冠血流は減少する。
2.肝血流は減少する。
3.腎血流は増加する。
4.脳血流は増加する。
5.皮膚血流は減少する。
49-P-064 自律神経について正しいのはどれか。
1.交感神経刺激は膀胱を収縮させる。
2.交感神経刺激は心筋の収縮力を低下させる。
3.副交感神経刺激は消化管運動性を低下させる。
4.副交感神経刺激は唾液分泌を抑制する。
5.副交感神経刺激は縮瞳を引き起こす。
49-P-065 心臓で正しいのはどれか。
1.収縮期に冠血管の血流は増加する。
2.心筋は伸張されると収縮力が低下する。
3.左心室と左心房とは同時に収縮が始まる。
4.ノルアドレナリンは心筋収縮力を増加する。
5.心筋の収縮は主に水素イオンの細胞内流入によって生じる。
49-P-066 糖質代謝について正しいのはどれか。
1.ピタミンCが補酵素として関与する。
2.酸化的リン酸化によって乳酸を生じる。
3.中枢神経は脂肪酸をエネルギー源とする。
4.グルカゴンは糖新生系の生合成を促進する。
5.甲状腺ホルモンは糖質代謝には関係しない。
49-P-067 排便に関与する体性神経はどれか。
1.陰部神経
2.下殿神経
3.下腹神経
4.骨盤神経
5.上殿神経
49-P-068 基礎代謝について正しいのはどれか。
1.男性は女性より低い。
2.過食によって低下する。
3.老化に伴い上昇する。
4.寒冷の環境に慣れた人は低下する。
5.副腎髄質ホルモンによって上昇する。
49-P-069 骨格筋の筋張力で誤っているのはどれか。
1.活動張力は筋長が長くなるほど大きくなる。
2.全張力から静止張力を引くと活動張力が得られる。
3.求心性運動では速度が速いほど最大筋張力が小さい。
4.筋張力が一定の場合、短縮速度は負荷が小さいほど速い。
5.遠心性運動は求心性運動より大きな筋張力を発揮することができる。
49-P-070 上肢の関節について誤っているのはどれか。
1.腕橈関節は球関節である。
2.上橈尺関節は車軸関節である。
3.肘の生理的内反の角度を運搬角という。
4.肘頭は肘屈曲位でHuter三角を構成する。
5.腕尺関節は上橈尺関節と同一の関節包内にある。
49-P-071 足について正しいのはどれか。
1.距腿関節の運動軸は膝軸に対して内捻5~15°である。
2.舟状骨は外側縦アーチを構成している。
3.背屈運動により果間距離は拡大する。
4.Lisfranc関節では内外旋が生じる。
5.Böhler角は40~50°である。
49-P-072 筋と体幹の運動の組合せで正しいのはどれか。
1.外腹斜筋―――同側への回旋
2.最長筋――――伸展
3.腹横筋――――側屈
4.腹直筋――――伸展
5.腰方形筋―――屈曲
49-P-073 正常歩行の全歩行周期に渡って筋活動がみられるのはどれか。
1.下腿三頭筋
2.大腿四頭筋
3.ハムストリングス
4.中殿筋
5.脊柱起立筋
49-P-074 運動学習において部分法に最も適している動作はどれか。
1.歩行
2.食事動作
3.階段の降段
4.リーチ動作
5.立ち上がり動作
49-P-075 アテローム(粥状)硬化が関与する病態はどれか。
1.慢性収縮性心膜炎
2.慢性閉塞性肺疾患
3.内頸動脈狭窄症
4.椎骨動脈解離
5.肝硬変
49-P-076 肝臓の機能不全によって起こる病態でないのはどれか。
1.黄疸
2.腹水
3.出血傾向
4.意識障害
5.高コレステロール血症
49-P-077 移植後の拒絶反応について正しいのはどれか。
1.自家移植で生じる。
2.T細胞が活性化される。
3.Ⅰ型アレルギー反応である。
4.抗体が移植片の細胞を損傷する。
5.宿主と移植片のHLAが一致すると起こりやすい。
49-P-078 弟や妹が生まれたときに、子供が指しゃぶりを再び始めるのはどれか。
1.解離
2.退行
3.代償
4.否認
5.同一化
49-P-079 「治る見込みがないのにリハビリテーションを続けるのはとても苦しいです」という訴えへの共感的な対応はどれか。
1.「それは誤った考えですね」
2.「もう少し頑張りましよう」
3.「つらく感じているのですね」
4.「なぜそのように思うのですか」
5.「続けることにより効果が現れてきます」
49-P-080 「1本の実のなる木を描いてください」と指示する検査はどれか。
1.バウムテス ト
2.P-Fスタデイ
3.Rorschachテスト
4.Trail-making test (TMT)
5.Behavioral inattention test (BIT)
49-P-081 Rogersによるカウンセリングの方法はどれか。2つ選べ。
1.自由連想
2.抵抗分析
3.来談者中心
4.非指示的態度
5.系統的脱感作法
49-P-082 IADLに含まれるのはどれか。2つ選べ。
1.移乗
2.買い物
3.整容
4.洗濯
5.排泄
49-P-083 頚髄損傷患者でみられる脊髄ショック期の徴候はどれか。
1.温痛覚解離
2.腱反射亢進
3.痙性四肢麻痺
4.自律神経過反射
5.肛門括約筋反射消失
49-P-084 一次予防はどれか。
1.再発予防
2.健康増進
3.早期発見
4.重症化予防
5.リハビリテーション
49-P-085 心不全で正しいのはどれか。
1.左心不全では肝腫大をきたす。
2.左心不全では頸静脈怒張がみられる。
3.右心不全では肺動脈圧が上昇する。
4.右心不全では下腿浮腫がみられる。
5.脳性ナトリウム利尿ペプチドが低下する。
49-P-086 女児に多いのはどれか。
1.Perthes病
2.先天性内反足
3.大腿骨頭すべり症
4.Osgood-Schlatter病
5.発育性股関節形成不全
49-P-087 骨折の名称と部位の組合せで正しいのはどれか。
1.Barton骨折――――尺骨遠位端
2.Bennett骨折―――第2中手骨基部
3.Colles骨折――――上腕骨骨幹部
4.Monteggia 骨折――橈骨骨幹部
5.Smith骨折――――橈骨遠位端
49-P-088 絞扼性神経障害と神経の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1.梨状筋症候群 ―――坐骨神経
2.肘部管症候群――――正中神経
3.Guyon管症候群――尺骨神経
4.円回内筋症候群―――尺骨神経
5.Hunter 管症候群――大腿神経
49-P-089 Parkinson病の症状、徴候について正しいのはどれか。
1.企図振戦
2.アテトーゼ
3.Myerson徴候
4.ミオクロニー発作
5.折りたたみナイフ現象
49-P-090 GMFCS(grows motorfunction classification system)extended and revisedについて正しいのはどれか。
1.6つのレベルがある。
2.環境要因を除外している。
3.4つの年齢帯に分けて記載がある。
4.脳性麻痺の重症度の判別に使われる。
5.脳性麻痺児を臥位と立位の能力から分類する。
49-P-091 間質性肺炎の特徴はどれか。
1.単純エックス線写真ですりガラス陰影
2.肺コンプライアンスの上昇
3.水泡音の聴診
4.横隔膜低位
5.湿性の咳嗽
49-P-092 腸重積の特徴はどれか。
1.高齢者に多い。
2.左側結腸に多い。
3.腸雑音は亢進する。
4.腸管の血流は保たれる。
5.鼠径ヘルニアの嵌頓で起こる。
49-P-093 溶連菌感染と関連があるのはどれか。
1.猩紅熱
2.ガス壊疸
3.帯状疱疹
4.手足口病
5.急性灰白髄炎
49-P-094 糖尿病に合併しやすい疾患として誤っているのはどれか。
1.白内障
2.尿路結石
3.脳血管障害
4.虚血性心疾患
5.閉塞性動脈硬化症
49-P-095 嚥下障害の病態と用いられる介入の組合せで正しいのはどれか。
1.口腔期障害――――――粘性の高い食物
2.鼻咽腔閉鎖不全――――Shaker(シャキア)法
3.喉頭挙上筋筋力低下――間欠的バルーン拡張法
4.咽頭機能の左右差―――頸部回旋
5.輪状咽頭筋弛緩不全――軟口蓋挙上装置
49-P-096 統合失調症の予後について正しいのはどれか。
1.男性の方が良い。
2.若年発症の方が良い。
3.陰性症状が優位な方が良い。
4.緩徐に発症したものの方が良い。
5.発症から治療開始までの期間が短い方が良い。
49-P-097 欠神発作について正しいのはどれか。
1.知的障害を伴う。
2.チアノーゼを伴う。
3.学童期の発症が多い。
4.部分発作に分類される。
5.けいれんは一側上肢から全身に広がる。
49-P-098 アルコールによる精神障害についてどれか。
1.振戦せん妄は酩酊中に生じる。
2.Wernicke脳症はビタミンB12の欠乏による
3.急性中毒は長期のアルコール摂取により生じる。
4.アルコール依存症の治療には集団療法が有効である。
5.アルコール摂取を続けると、 少量の酒でも酔いやすくなる。
49-P-099 PTSD(外傷後ストレス障害)について誤っているのはどれか。
1.過覚醒がみ られる。
2.アルコール乱用の要因となる。
3.小さな物音にも敏感に反応する。
4.症状は外傷後1か月以内に改善する。
5.原因となる出来事は、ほとんど誰にでも大きな苦悩を引き起こす。
49-P-100 うつ病への対応として適切なのはどれか。
1.重要な事柄についての判断を促す。
2.休養の重要性について説明する。
3.自殺の可能性は話題にしない。
4.うつ病の診断は伝えない。
5.気晴らしを推奨する。